仏像映画の紹介
仏像・仏教の基礎知識

【仏像映画の紹介】


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■ ポスター



■ 巨大仏像



■ 首をへし折って盗むところ



■ タイの国技ムエタイ!



■ 主人公はなかなか好青年です。



■ アクション映画ですから!
 

ノーワイヤー、ノーCG、ムエタイアクション超大作『マッハ!』
渋谷東急ほか全国松竹・東急系にて公開中!!
仏像好きの皆様に朗報?

なぜ、この映画を紹介するかというと…やたらに仏像が出てきます。

この仏像netのサイトに、ぜひ、この映画を紹介してくれというメールとともに1本のビデオが送付されてきました。

その映画の名は「マッハ!」

…どんな映画か多分、誰も知らないでしょう。

というか、わざわざ、こんな弱小サイトにも紹介のお願いが回ってくる位ですから、それは、まともな物なのか…不安がありました。
(最近、テレビでもコマーシャル流れ出しました。)

しかし、一度ビデオを見てみて、その仏像密度の高さにビックリです。

多分、仏像度数では世界N0.1でしょう。今のところ…。

何せ、スジがムエタイで悪物の手から仏像を救え!という話ですから。

…?

何処の国の映画じゃ?

そう、この映画は仏教国タイならではの映画なんです。

あまり、見たことないでしょ…タイのエンターテーメント映画。

実は僕も初めてです。



しかし、この映画、馬鹿にしちゃいけません。内容…アクションはなかなかの物です。

でも、ここは仏像netですからね。

タイの仏像ということでこの映画を紹介していきたいと思います。
(しかし、言ったものの、タイの仏像なんて正直全くわからじ!)


この映画…ムエタイで盗まれた仏像を取り返せ!という主旨ですので、やたらに仏像が出てきます。 (一応、舞台は現代ですよ)

しかも、驚くべき事にどの仏像も出来映えがいいです。

無論みんなこの映画のために作られた物なのですが…ある意味本物の仏像以上のできばえじゃなかろうかと思います。

タイでアユタヤやら何やら行きましたが…この中に出てくるほどの彫刻的に美しい仏像は正直なかったかとおもいます。

話の中心にある仏像は20数年前に作られたという設定なのですが…コレも出来がいい。

手を地面につけてましたから、触地印の釈迦のようです…日本の仏像と違って、とてもすらっとしています。 (タイの猫…というか熱帯の猫って日本と違ってやせてる奴が多いですが、仏像も同じですね。)

出てくる坊さんは…こいつら興福寺の十大弟子そのまんまやんけ!といいたくなるくらいに雰囲気たっぷりです。


さて、映画に出てくる悪者は外国人の美術品闇ブローカーです。
仏像を盗んできては海外に売り飛ばしているわけですね。

現在、タイでは仏像の形をした物は海外に持ち出せないことになっています。 (少なくとも、二年前にタイを旅行したときはそうでした。)
旅行のガイドブックを読むと、空港で見つかると没収されるとあります。

そんなわけで、タイに行ってもおみやげで仏像は買えないんです…しかし、売ってるんですよね。
結構、マーケットで普通に古そうなのがたくさん売ってました。
違法ではないんでしょうけど…。
欲しい!

しかし、買えん!

没収されるから!
(もっとも、日本の骨董屋さんに聞いたら、そんなのどうにでもなると言ってましたが…。)


因みに、タイのお寺にいくと金のミイラ状の仏像がたくさんあります。
なぜか?

タイではお寺に行くと、参拝する場合、お寺で、花を売ってるんですよ。

買うと、小さな紙をくれる…あけてみると金箔が何枚かはさんでありまして、これを仏像に貼り付けるんです。 (初め、適当に貼り付けたら…参拝に来てたタイ人のおっさんが、それじゃ金箔がとれちまうとばかりに、ぎゅっぎゅっと力を込めて押さえつけてました。)

もう、貼り付けられた金箔の端っこが風に揺れて、ぺらぺらしてます。

かなり古そうな像も、金箔が厚く貼られて、元の形が…よくわかんねぇ。


さて、最後に…。

全体を通して、感じられるのは、仏教がタイではいまだに生きていると言うことです。
言ってしまいば、日本ではこういう筋書きの映画って時代物ならばともかく、現代日本を舞台にした映画としては成立しにくいでしょう。

見ていて、タイの仏教事情が垣間見える瞬間が結構あります。

仏像好きならではの見所があるので、興味あればぜひ見てみてください。

そして、タイに行きましょう。
シーズンオフなら5万円でいけます。(9〜10月頃)
(最後は映画の宣伝じゃなくなってるな…。)


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