陶磁器の修理
金継ぎ 金継ぎ

   金継ぎ〜古くて新しい伝統技術の紹介


古くて新しい日本の美…金継ぎ 【作業工程】

金継ぎ

金継ぎは不思議な修理方法ともいえます。
それは、単に修理に金を使うと言うことではなく、マイナスがプラスに転じるという点です。
壊れ物は、普通の場合、修理したとしても何処までいっても壊れ物です。
壊れる前の価値にどれだけ近づけるかという問題になります。
しかし、金継ぎの場合はおかしなことに、壊れる前より、魅力的になったり、
価値が上がったりすることもあります。 こんなの普通考えられないですよね。
こうなってくると、金継ぎは、もう修理法ではなく、魔法というしかないですね。
遊び心満載の修理という概念を超えた修理です。 


金継ぎ1

■ 01: 金継ぎ前

★ 割れた状態です。
接着する前に、接着面は綺麗にします。





金継ぎ2

■ 02: 接着

★ 接着です。
接着には麦漆を使用します。 多くつけすぎると、間もちします。


□ 麦漆の説明



金継ぎ1

■ 03: 接着

★ できるだけ、ぴったり接着できるようにします。
麦漆は接着に時間がかかります。10日から15日は必要になります。

物によっては、テープを使って、ミイラ状に完全に動かないようにします。


金継ぎ1

■ 04: 養生

★ テープを貼って、欠けの周辺を養生します。
汚れ止めです。
預かり物なので、気を遣います。



金継ぎ1

■ 05: 形を繕う

★ サビ漆を繕います。
サビ漆とは漆と砥の粉でできたパテのような物です。
これで欠けた形を繕います。
欠けている形がよくわかりますね。

□ サビ漆の説明


金継ぎ1

■ 06: 修正

★ そのままだと、はみ出たりしているので、でているサビ漆をペーパーで修正し、形をお椀に合わせます。
結構、細かい作業です。



金継ぎ1

■ 07: 素地堅め

★ 生漆で素地堅めをします。
サビはちょっと脆いところがあるので、漆で強化します。




金継ぎ1

■ 08: 塗り

★ 色漆を塗っているところです。
金の発色をよくするため、大体、赤い色を使うことが多いようです。




金継ぎ1

■ 09: 金を撒く

★ 金の粉を撒きます。
よく金を撒くなんて考えたものだと驚きます。

金の代わりに銀を撒けば、銀継ぎとなります。
時間がたつと黒くなって渋くなっていきます。


金継ぎ1

■ 10: 磨く

★ 再び、漆を塗って、金を落ちにくくします。
後、金を磨きます。




金継ぎ1

■ 11: 金継ぎ箇所

★ 磨けば磨いただけ光がでますが…
少し、”ぬめっ”とした光になるのであまり光らせるのは 好きではないです。
やはり、落ち着いた金色が好きですね。


金継ぎ1

■ 12: 金継ぎ完成

★ 欠けた部分が少ないので大きくは目立ちませんが、以前より引き締まりました。
金のワンポイントがついて以前より美人になったと思いませんか?




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