伝統的な接着剤について〜麦漆〜
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伝統的な接着剤について〜麦漆〜


  ■ 小麦粉(左)  生漆(右)
 
麦漆(むぎうるし)

接着をするための漆です。
木工で木と木の接着に使ったり、陶器の割れを接着したり、…江戸時代の庭造りの指南書によると、割れた庭石を接着するのにも使われたようです。
近年の仏像修理でも、エポキシ系の樹脂に並んで、よく使われている接着剤です。 (※制作時には古い仏像は基本的に麦漆でなく、膠で接着されていることが多いようです。)

接着には非常に時間がかかりますが、(10日〜15日)一度乾けば、これ以上に強固な接着剤はないと思います。


接着剤の耐用年数について…
正確なところは分かりませんが…数百年以上はいくでしょう。 膠ではせいぜい100年ぐらいかな…(虫に食べられたりします。) 他の科学系接着剤はまだ、歴史が浅くて耐用年数は不明です。
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  ■ 小麦粉と生漆を混ぜていきます。
 
麦漆の作りかた

小麦粉と生漆の比率は大体、半々程度です。
というか、最終的にガムぐらいの粘着度になればOKです。

小麦粉をいれすぎると、硬くなります。
硬い麦漆は、間もちするので、割れを接着するときに、隙間が大きくなってしまい、ぴったりいきません。 注意してください。
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  ■ ガム状の麦漆


一気に混ぜるより、少しづつ、様子を見ながら小麦粉を入れてった方が失敗は少ないです。
小麦粉のつぶが残らないように、しっかり、練りましょう。
ガム状の麦漆です。かなり、ねばっこくなっているのが分かると思います。

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麦漆が余ったときの保管の仕方

サランラップに載せて、包みます。 このとき、空気が入らないように注意すること。 空気が入ると、そこだけ、乾燥してしまいます。




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