観世音菩薩
漆

【観世音菩薩 】


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菩薩


観世音菩薩 (聖観音)

十一面観音

千手観音

不空羂索観音

馬頭観音

准胝観音

如意輪観音

六観音or七観音

三十三観音


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菩薩の話(観音族)


観世音菩薩 (聖観音)

観音は観世音の略で、また観自在菩薩ともいいます。
サンスクリット語でアバロキテシュバラと呼ばれますが意味としては 「観自在」の方が正しく、観世音というのは誤訳だとも言われたりします。

因みに「観自在」とは世の中を本質をしっかりと観て、何事にもとらわれない 自由自在な心境ということです。
うらやましいですね。
正直そうありたいです。

人気としてはほぼ、日本一を誇ります。
力で言えば、如来が最高最強ですが身近さ度合いで言えば、 観音の方に軍配が上がります。

孤高の美人より、近くの可愛いくて優しいお姉さんという意識が猛烈に働いているんでしょうね。
この菩薩は慈悲の心により、救いを求めている人があったらすぐにそこへ 行って彼らを救済をすると言われており、本当にむちゃくちゃ優しい菩薩です。
そんなわけで、観音菩薩は特に女性的に表現されることが多いようです。
江戸時代には”吉原の遊女”(今のソープ嬢)が実は観音だった…みたいな 絵も描かれたりしたようです。
…それは男の夢なのでしょうかね?
観音菩薩が男か女かは諸説あるところなのですが、基本的には男です。
ただ、観音菩薩が成立し、発展していく過程で、多くの神々を 吸収したんでしょうね。
かなり、女性的な面も強く出ています。

密教ではこうした観音菩薩の多彩な慈悲のはたらきを、 多面多臂(多くの顔と腕)という形で強調した変化観音として登場させました。
有名どころが六観音と呼ばれるものです。
挙げていきましょう。
聖観音
十一面観音
千手観音
馬頭観音
准胝観音or不空羂索観音
如意輪観音

これら一体一体にもすべて様々な意味があるんですが…。
実はまだ、他にも「三十三観音」があります。
もう、ここまでくると、人気がありすぎて、 類似商品が出回っている感覚です。
つまり、そのくらい観音は身近で、人気があるともいえます。
ちなみに、 大手メーカー 「canon」の社名は「kannon」から採ったという話は有名です。


【姿 】

81009 観音菩薩 仏画ポスター【仏教美術 中】
■ 観世音菩薩 ■

ポスター

【眷属】

阿弥陀三尊の場合は、向かって右手に観音菩薩、左手に勢至菩薩を伴います


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